2017年2月12日日曜日

栃尾「巣森神社」にて裸押し合い。











栃尾の刈谷田川沿いを上り、大川戸橋を渡り右方向に
栃堀のバス停手前二股に分かれた道を左に歩きます。「栃堀巣森神社」が見えます。豆撰から車で10分くらいです。

上杉謙信公が奉った毘沙門天を巣森神社に祀り、戦勝祈願、五穀豊穣を願ったのがはじまりだといわれる「栃堀巣森神社の裸押し合い」大祭りは昨晩でした。

南魚沼市浦佐の裸押合大祭とともに越後の二大裸押合い大祭です。

御神体は同じツバキの木で彫られ、栃堀は幹の根元、浦佐は上の部分を使ったといわれています。

浦佐の裸押合いには懐かしい想い出があります。
小出に嫁いだ亡き叔母の口利きで、栃尾の油揚げを800枚くらいを浦佐の駅構内で販売したのです。私自身も若くて40歳前だったと思います。
特別列車が夜の浦佐駅に次から次へと停まるのです。
それは、それは押すな押すなの大混乱でした。
その大勢の行きかう人々に「栃尾の油揚げはいかがですか」と声をかけるのです。
買い手と売り手の気持ちはまさに天と地です。
何とか声をだし「栃尾の油揚げです。いかがでしょうか」と
呼び込みをします。
なかなか売れないと声はますます小さくなります。
それでも、この日のために一生懸命揚げてくれたスタッフのことを考えたらそんなこといっていられないのですが、私はとてもとても、しょうしくって(はずかしくて)・・・・・・。
そんな中、叔母は知り合いに
「栃尾の名物です。美味しいあぶらげです」と声をかけてくれました。
私も、頑張って声を出しました。
懐かしく、遠い遠い、むかしむかしの想い出です。

栃尾の裸押合いにも想い出があります。
それは去年の事です。
映画監督五藤利弘さんとその仲間たちが栃尾に集まってくださって栃堀の裸押合いを見学。
その中には有名人の大桃美代子さんの姿もありました。
大桃さんにはなんと金杯が当たって、ご本人も大喜びで、
めでたしめでたしの裸押合いでした。

栃尾の行事の一つ一つに歴史があります。
そして、私の心にも想い出が刻まれています。






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