2019年3月2日土曜日

美味しい豆撰の栃尾の油揚げと木綿豆腐のヒミツ






お豆腐もあぶらげも
決め手は豆乳の美味しさにあります。
では、美味しい豆乳を作るため
一番大切なこと、それは豆を選ぶことです。
産地はもちろん地元のものが一番です。
なぜならば、種まき、生育、収穫までをいつでも観察できます。
栃尾産の大豆は豆撰から車で10分くらい走った山のてっぺんで
育てられます。農家の方の笑顔をみながら豆作りの様子をお聞きします。
安心と安全はこの距離感が大切だと思っています。
「草取りが大変でね。ちょうどいい時に雨が降らなくてね……」
など苦労が多いことも知ることができます。
そして、豆の品質選びも重要になります。
お米に一等米、二等米があるように豆にも等級があります。
一粒一粒が揃って大きければ、高たんぱく質で水に浸す時間も一定になり、美味しい豆乳を作るための重要なポイントです。

番目に大切なことは製法です。
大豆を水に一晩浸し、水を切ります。そしてその大豆を生のまま豆乳とおからに分けます。これを「生搾り製法」といいます。
しかし、終戦後は大豆の輸入の自由化に伴って、簡単で早く作れる「煮絞り」に変わってしまいました。
しかし豆撰では、大豆の香りと栄養価の高い生搾り製法に今もこだわり続けています。
美味しい生搾り豆乳で4種類のお豆腐を作ります。
昔からの定番といえば「木綿とうふ」です。
豆乳に、にがりを入れます。その後一度崩し、型箱に入れ、重しをのせて圧力を加え、余分な水分が絞り出されるため、濃厚でしっかりとした歯ごたえのあるお豆腐になります。
つまり、タンパク質やカルシュウムなどの栄養素も凝縮されるのです。
出来立て、作り立ては湯気がふわふわです。これが最高に美味しいのです。
豆撰の木綿豆腐の真ん中に、おへそがあります。お気づきでしょうか?これは菊の紋章です。さりげない豆撰のこだわりなのです。
固くてしっかりとした存在感のある木綿豆腐を使ったレシピはマーボーとうふ、とうふのステーキ、すき焼き、なべ物、煮ものに最適です。


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