保育園勤務だった頃発表会に「手のひらを太陽に」を選んだことがあった。今から40年くらい前だった。軽快なリズムと詩が好きだったから選んだ。
作詞:やなせたかし 作曲:いずみたく
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
トンボだって カエルだって
ミツバチだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
朝ドラ「あんぱん」がはじまって、
40年前に子どもたちと歌ったことを思い出しました。
子どもたちはミミズやオケラ、カエルが大好きです。
楽しく元気よく歌ってくれました。
もし私がこの頃やなせたかし様のことをもっと存じ上げていたら
子どもたちに歌詞の意味を聞かせてあげられたのに
と今になって残念がっても後の祭りですが。
その後は保育園を退職し、豆撰一筋の生活でしたから
この頃の漫画やアニメへの関心度はゼロに近かったようです。
アンパンマンの正義、生きる喜び、自分を犠牲にして助ける勇気など知ることはなく、知ろうともせず過ごしていたようです。
朝ドラのおかげで梯久美子著「やなせたかしの生涯」の本を購入しました。一気読みしました。幼い頃父を亡くし、母との別れ、伯父を失い、戦争を体験、戦争で弟を失い、
それでもぼくらは生きているんだと生涯を生き抜いたやなせたかし様の生き様が「アンパンマン」につながっていることに感動と自己反省の両方を感じています。
やなせたかし様の戦争経験で一番苦しかったことは空腹とおしゃっていましたね。正義が一変して正義でなくなったとも。このふたつのことが私の心に深く残りました。そして最後に愛する奥様が病気になって亡くなられ、どんなに悲しかったことでしょうか。私まで自然と涙が流れてしまいました。
さて、今日はいとこがやってきたのでふきのとうをとりに我が家の山畑に行ってきました。
ふきのとうの天ぷら写真と自然はいいねの言葉が添えられたメールが届きました。
生きている。食べることは元気の源ですね。
やなせたかし様ありがとうございました。
奥様とワンちゃんと何を食していますか?
お願い事があります。お腹いっぱい食べられるように
戦争をやめさせてください。
天国にお住まいの
やなせたかし様
多田礼子
敬具
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