2018年3月6日火曜日

新藤兼人監督の映画4作目は疑問だらけに終わってしまった。

文豪夏目漱石原作「心」
映画新藤兼人監督作品
昭和48年の現代に置き換えられていました。
原作のある箇所「遺言」を切り取って脚本を書いているようです。
時代背景が明治から昭和に置き換えられたいたせいでしょうか。
裏覚えですが、下駄を履き、着物姿の先生を想像していたので
現代衣裳と若いS(原作では先生)に少し違和感を感じながら、画像を追う。
ところが、なぜか裏覚えの原作がちらちらするのです。

SとKの間に美しい女性が現れる。kは友の幸せを祈って身を引く。

Sは自分のせいで、友が自殺をしてしまったと思い込み。最後は消えていく・・・。


この映画の設定が明治時代、つまり原作の通りだったら違和感もなく、
それぞれの胸にしまってある「心」が感じられたのではないだろうかと思う。
しかし、新藤兼人監督は現代に置き換えて、この映画の脚本を書かれたのには
それなりの理由があるはずだと思う。

 新藤兼人監督の映画4作目は疑問だらけに終わってしまった。
この映画を観ることで、今一度「心」を読んでみようか・・・・・・。







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