感謝祭後に一気に読んだ原田マハさんの「生きるぼくら」
舞台は東京での「いじめ」からはじまる。いじめにあう主人公の
名前は「人生」。じんせいと読みます。
そして舞台は蓼科に変わります。
人生は一枚の年賀状を頼りに蓼科に向かう
序盤の暗くて陰湿な空気から何かが違ってきます。
ページをめくるたびに涙があふれて文字が揺れ動きます。
でもそれは感動の涙です。
人生のばあちゃんはだんだん認知症になっていきます。
ここでは実母と重なり切なくなります。
そして、米作りを通して、それも自然農法で作る米作りは
ひきこもりの人生を立ち直らせる。父の母の愛をかみしめる。
良き仲間と出逢え、助け合うことがどんなに大切かを訴える。
最初から最後まで涙腺が緩むあったかい小説に感謝感激でした。
きっと、一枚の絵「緑響く」から「生きるぼくら」が誕生したのでは
ないだろうか。
この一枚を見に信濃美術館に行きたいと思いました。
本を読み、絵を見て、自然を愛でる日常に生きていてよかったと思いながら
今日はブログを書きました。
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