2014年5月1日木曜日
この花の想い出
叔母の人生最期の年でした。
この年の正月は病を押して沖縄旅行を決行したのです。
叔母夫婦そして私と娘の4人旅行でした。
叔母の進行は思ったよりも早く、脳に転移した腫瘍のせいで
歩行が困難でした。
また、骨転移で肩の痛みと腰の痛みで相当難儀だったと思います。
それでも、叔母を連れて行きたかったのは
沖縄の青い海と空を見せてやりたかった。
叔母と一緒に旅行して、私の想い出にもしたかった。
私と娘は、車椅子を押しながら
何回そっと涙をぬぐったことでしょう。
そして、宮古島の海を見つめる叔母の目には何が写ったのでしょうか?
それでも、沖縄で私たちを迎えてくれた「ブーゲンビリヤ」の花は
叔母の背丈を超える大きさと
ピンクの笑顔いっぱいでつつんくれました。
叔母は花の前で嬉しそうにポーズをとりました。
だからこの花は「叔母」の花なのです。
今年はいつもより早く咲いたようです。
天国から見えますか?
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