2016年12月21日水曜日

翔ぶ少女

夕方になると、熱が上昇します。病院の検査結果はインフルエンザAの反応が出てしまいました。
夫も避難、もちろん豆撰からも完全に、治るまでは出社しないでくださいと電話通告が入りました。
それくらい常識です。わかっていますとも。
そこで先日購入し、次はこれだと枕元に置いてあった原田マハさんの「翔ぶ少女」を読みました。
本の帯「人は何度でも立ち上がれる」に魅せられたのです。
神戸震災がリアルに描かれています。主人公の丹華とお兄ちゃんと妹は震災孤児となり、
おっちゃんと暮らすようになる。丹華は恋を感じると羽が生えるのです。
このストリーには夢だったと片づけてはいけなと思いました。心の羽だから。
終盤は涙涙です。 ところが涙は悲しみの涙ではないのです。希望の涙に繋繋がるのです。
「生きて、生きて、生きぬくんや」とおっちゃんにふわっと救われたことを思い出し、
丹華は、私たちを助けてくれたおっちゃんを、今度は自分が助けてなければと必死になるのです。そして翔ぶ羽が再び生えるのです。
羽が生えてくるのは『心が風邪をひくから」丹華の想いが伝わるのです。
そして、おっちゃんを助けてくれたのはおっちゃんの実の息子。おっちゃんと息子の心の治療をしてくれたのは、丹華だったと。血がつがっていようがいまいが想いがあれば必ず通じるのでしょう。
新潟まで行き観た「この世界の片隅に」の映像と登場人物が重なるのです。

そんな事を思い浮かべなら眠りにはいると
羽は生えてきませんが、喉がヒリヒリ渇きその苦しさにうなされ
私はいつの間にかすずと丹華に乗り移つられたような不思議な夢をを見てしまいました。広島というキワードが重なり、なんだかとても不思議な夢で目を覚ましてしまいました。





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