イタリアに行っている間の出来事でした。
悲しすぎて書けませんでした。
彼岸の中日に、庭で咲く曼珠沙華は「天界に咲く花」という意味だそうです。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典からついた
名前とFB日々の便りで見つけました。
娘夫婦と孫そして私は娘婿の実家ジェノバに車で向かっていました。
私の携帯がいつもより大きな音を立て響きました。
そして知らされたのです。
もうじきニ周忌を迎える叔父の一人娘の死。両親に先立たれ、蝉の抜け殻のように
生きてきた従妹の最期の知らせ。
誰にも看取られる事なく病院のベッドで眠りについたそうです。
10年以上彼女を苦しめた病は拒食症だと思います。
手を差し伸べられることができなかった事を後悔しました。
それは生きてほしいという感情からではありません。
私は何もしてやれなかった事への後悔のようなものです。
棺の中にひまわりの花、妹がひとり千葉に向かい葬儀に立ち会ってくれたのです。
そして今日
お彼岸の中日に曼珠沙華が届いたのです。
天から赤い花が降ってきたのです。
私は今、お父さんとお母さんと一緒です。
おばちゃんたちも一緒なのよ。
こんな幸せなことはいままでなかったわ。
私が美香に届けてたと思っていた曼珠沙華は天から私たちに降ってきた
贈り物。
時々過去を振り返るのもいいけれど
舞い降りてきた曼珠沙華は、頑張れ、頑張る先に幸せがあるはず……。
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