2020年9月8日火曜日

8か月ぶりの対面

療養入院中の母と8か月ぶりで対面。

忘れただろう、忘れたはずだ。

と心の中でつぶやきながら

待合室で看護士さんを待つ。

母を車いすに乗せてこの熱帯魚を

よく見に連れてきた。

3年前と変わらず熱帯魚は群れを作って

スイスイと泳ぎ回っている。

お待たせしましたと声をかけてくれる

看護士さんとも

久しぶりのご対面。

リモート室に案内される。

画面の向こうに母が片目を開けている。

妹の声に反応している。手を動かしてと

大きな声で言うと、

一生懸命動かそうとする。

母は以前の状態と同じであった。

妹はとても喜んでいた。

ふたりで顔を見合わせて、100歳まで

大丈夫だね!と笑う。

母は89歳。

美味しいものが食べられない。

ベッドに寝たままである。

それでも目が見えて

声が音がわかる。

生きていて幸せなのか

時々わからなくなる。

娘66歳と59歳・・・・・・。

 

 

 

 

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