療養入院中の母と8か月ぶりで対面。
忘れただろう、忘れたはずだ。
と心の中でつぶやきながら
待合室で看護士さんを待つ。
母を車いすに乗せてこの熱帯魚を
よく見に連れてきた。
3年前と変わらず熱帯魚は群れを作って
スイスイと泳ぎ回っている。
お待たせしましたと声をかけてくれる
看護士さんとも
久しぶりのご対面。
リモート室に案内される。
画面の向こうに母が片目を開けている。
妹の声に反応している。手を動かしてと
大きな声で言うと、
一生懸命動かそうとする。
母は以前の状態と同じであった。
妹はとても喜んでいた。
ふたりで顔を見合わせて、100歳まで
大丈夫だね!と笑う。
母は89歳。
美味しいものが食べられない。
ベッドに寝たままである。
それでも目が見えて
声が音がわかる。
生きていて幸せなのか
時々わからなくなる。
娘66歳と59歳・・・・・・。
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