私は若かった。
随分よく寝て
起きたらもう10時を回っていた。
大変だ。
今日は入園式である。
スーツに着替える時間などない。
夫から送ってもらう。
車中では、入園準備がしていない事に
気がつき、こんなはずではなかった。
なぜこんなにも重要な日を
忘れたのだろうか
焦っている。
父兄さんの顔、見知らぬ園長の顔
突き刺さる激怒の顔。
謝って
全身全霊でお子様を見させて
いただきます。と頭を下げたところで
悪夢は消えた。
私は68歳に戻って
安堵する。
日日是好日
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