2025/2/27
今回のイタリアの旅は成田空港からチューリッヒ経由ミラノの行き。朝5:30に栃尾出発、昨夜作っておいたおにぎりとお茶をかき込み急ぎ、出陣です。スムースに成田到着、スイス空港機のマークは白地に赤く日の丸の丸が十字架ですから全く考える必要がありません。覚えやすい国旗は、簡単便利のレシピ集のようです。15時間の飛行は今までより2時間くらい時間がかかります。ウクライナとロシアの戦争のせいです。東京から太平洋に出てアラスカ経由でなんと無駄なことでしょうか。そしてもちろんエコノミークラスに乗りました。最後のイタリア旅行はせめてビジネスクラスに乗りたいものですが、その最後の時に預金が残っているかどうかが問題だと考える、20年も先なら絶対に預金はない。いや待て、最後が今日だったら一生エコノミーで終わりとなるわけで。と余計な事を考えながら、通路脇の座席は足を十分伸ばせ,スクワットもできました。ただし追加料金は支払いました。長い機内での時間の過ごし方は読書と映画映画映画。いつも思うのですが英語がわからないことは全く持って損です。まるで人生において損をしたような気になりその一瞬のみ落胆するのです。海外旅行の度にこの落胆は続くのですが日本映画を捜すしかないのです。そもそもタッチパネルも英語ですら、日本映画を捜すことも一苦労。ようやく見つけた映画は「52ヘルツのクジラたち」内容は重いけれど、杉咲花の演技力に吸い込まれてしまう。朝ドラにもいい演技をしていた志尊淳の演技もなかなか良い。テーマは最近の社会情勢なのだろう。ネグジェクトやらジェンダーについて投げかけている。この種の映画は実は苦手である。心が拒否反応を起こし、見終わるとドッと疲れが出てしまう。しかしこの映画には拒否反応を超えた俳優の演技力に引き込まれる。脚本が良かったのだろうか。
ご覧になっていない方にはおすすめ映画でした。
乗り換えチューリッヒまで2回の食事と2回のおやつを食し、なんとか苦痛の痛みの時間を過ごす。そしてチューリッヒに到着。この空港は広くて綺麗である。ごみひとつ落ちていない。ゲートA73を夫は間違い、私の記憶とどっちが正しいか確認する以外はスムーズに行きミラノ行きにようやく乗り換え、目指すはミラノ。1時間後にミラノ到着。娘家族が出迎えているはずだ。どんどん歩く、人も歩く、荷物は?でもここではないのかな?その便によって場所が違うかなと立ち止まり考える能力は残っておらず、スタスタスタスタと人の波についていく。あれ 違うここではないやっぱりスーツケースをとりに行かなければと戻ろうとしたら、あのいやらしい警告音でストップされてしまう。絶体絶命だ。立ち止まって身動きできない老人ふたり。この出口一歩手前の監禁に慌てる。ここからどうする老人ふたり。どうすればいいのかと繰り返すこと数分。遠くに係員。監禁室から日本語で叫ぶ。係員は駆けつけてくれるが、日本語は通じない。いつもの和製英語とゼスチャーでスーツケースをとり忘れた事を理解してもらうが、もう絶対に戻れないと言う。「ゴー、レストラン、チンクエ」ふむふむ「レストランをレフトに行き5番のところに入りグルーっと回る」名探偵おばさんはコナンのごとく解読し、OKサインを送り出口に。そうだここで何回も待ち合わせしたこの場所だとババさんは確信する。係員の言う通りにその5番の入り口に立つことはできた。だがしまっていて入れない。待て待てイタリア家族が来ているはず彼らと遭遇する方が早い。彼らはイタリア語は得意なのだから、ババコナンの頭の回転はまだまだ生きている。涙の再開。劇的なハグ。のはずが喜びは待て待てと追わずけ。事の真相を説明。呆れる娘夫婦。何回イタリアにきているのと怒られ、私たちはただただ土下座して謝るのみ。5番の入り口を開けてもらい、そこの係員に事の次第を伝えてもらい、老夫婦は関所に入り通行手形を見せる。ラストワンに行くように指示される。カウンターにはラストナンバーはない。どんどん右に進んでみると先ほどの関所の係員がストップと老夫婦を引き止める。ラストワンとは一番最後のカウンターってことか?と戻り順番を待つこと30分そしてやっと担当と話すが全く通じない。荷物が届かない?荷物の番号がわからない? 問答をパソコンで繰り返すが埒が開かない。娘に電話したいがWi-Fiは繋がっていない。またもや絶対絶命の危機に晒される。コナンババさんはジジに荷物番号の紙を出してと言ってそれを係員に見せる。荷物の居場所確認をとってもらい一件落着。1時間がとっくに過ぎてしまった。
ミラノから娘家族の新居までは1時間。車に乗せてもらいやれやれと言うわけで今回の旅の目的新居見学に辿り着い次第です。
日日是好日
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