シングルマザーの主人公は良き母であり、娘をこよなく愛している。主人公の母もシングルマザーで あるが子育てに見返りを求め続ける。対照的な二人ではあるけれど、「母性は勝手に湧き出てくれる便利なものじゃないし、子どもを愛せないからといって悪い親なわけでもない」という主人公の気持ちに自分を重ねてみる。亡き母と私の関係。普通の母娘とはちょっと違っていた。私は同居の祖母の手によって育てられた。妹は母と一緒に寝ていた。子ども心に少し羨ましさを感じながら思春期を迎えた。私を溺愛した祖母が亡くなった。私と母の間には目には見えない透明の壁があったと思う。だから妹が家を守ることは今思うと正解だったと思う。この小説は瀬尾まいこさんの自叙伝のような気がした。若い作家さんと70過ぎの老婆にも大きな壁がある。世の中が同性愛を認めることが当たり前の世の中になっている。私の好きなフレディも同性愛者だった。小説に登場する義弟は同性愛者で苦しんでいる。でも義姉と姪っ子をすごく愛している。愛するからこそ自分を追い込む様に悲しみがある。
人の気持ちは誰にも変えられない。誰を愛そうがそれはその人の気持ちである。
気持ちは自由であるはず?
日日是好日
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