2015年9月7日月曜日
お金で買えない幸せについて
夏のある日、
夫に誘われて、ホタルを探しに行く。
用水路のそばに見える小高い丘。
丘の向こうにはあんどの灯りのように
「ぽわん」と消えたりついたりして見える。
こっちも、あっちもと子供のようにはしゃぐ私。
「もういい、帰ろう」とホタルの丘を去り
家路に向かう途中の道端で飛べなくなったのか
ひろったホタルは
私の手のひらをあたためる。
「逃がしてやれ」と言われ、そっと草むらにホタルを下す私。
今朝もみつけました。
明日、待ち望んでいたお客様のために
栗ごはんをつくってみようと
予行練習をしたのです。
完璧にはいかなかったけど
こうした気持ちがもてる、お友達がいることに
嬉しくなるのです。
窓の外は雨です。
ガマズミの赤い実が雨にうたれ、輝いて見えます。
こんなにたくさんの幸せがあると思うと
頬に、たくさんの雫がつたうのです。
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