2015年12月12日土曜日

保育士の問題

今から27年前は現役の「保母」を職業として
社会福祉法人の保育所に勤めておりました。
保育園の給与が低いから、保育士を辞めたり、資格があっても
他の職についてしまう・・・・・・。問題が取り上げられているようです。
確かに、ハードな仕事の割には、少ないお給料だったかもしれません。
でも、
今から思えば、20歳そこその私には、はじめてのお給料は大金でした。
父に4万円を家計の足しに差し出していたほどです。
そして、手元に2万円以上も残るのです。
こんな嬉しいことはありませんでした。
だから私にとっては、お給料が少ないとは全く考えたことがありませんでした。
だんだん年数を重ね、それなりの昇給もあり
楽しい保育園生活でした。
年中さん年長さんと過ごす保育園生活は
忙しいけれど満足感、充実感のある仕事でした。
私にとって、一番苦しかったのは?ピアノくらいでした。
毎日2時間くらい練習をしていました。
娘が生まれてからも・・・・・・。今思うと、育児放棄だったかもしれません。
今となっては、お給料のことも仕事量も大した問題ではなく
楽しかった懐かしい日々となっております。
さて、問題の・・・・・・
確かに国の補助金は少なすぎます。
補助金の中から人件費を割りあてられているのですから
当然、ベテランの保育士の多い保育園は財源がなくなります。
だから、お給料は低くおさえられるのでしょう。

子供たちのお世話をする仕事は
大学の先生より大変だと私は思います。
はじめて、親から離され頼れるのは保育士なのですから
保育園では母親のようなものです。
つまり、人間形成において一番大切な時期だと思います。

措置児に対する補助金を増やすことは将来の日本を担うこどもたちを育てる
手助けなのですからとても重要なことのはずです。
金額で仕事の価値が変わるとは絶対にありえないはずですが
お役人様のお給料に比べたら
差があり過ぎます。

仕事ってなんでしょう
苦しいけど頑張って、何か成果が感じることが一番

今朝はスタッフのこどもが歯医者さんに行くから
時間まで
私の仕事の邪魔をしながら?手伝ってくれました。
そして私に
「ねえ、ママ最初まちがっていたろ?」
「そりゃあ、最初はだれでもそうよ」と応える私に
なんだか満足そうにニヤッと・・・・・・・。

こどもの心はいいものです。




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