2015年12月24日木曜日

映画「花蓮」にはもう一つ大きなテーマがあるのでは・・・・・・。

映画「花蓮」にはもう一つ大きなテーマがあるのでは・・・・・・。
茨城のレンコン農家、栃尾の米つくり農家
全国の抱える農家の問題はTPPを含め、とても深刻だと思います。

土浦の蓮田が続く風景を車窓から眺め

蓮の花の咲くころを想像すると、素敵な気持ちになりました。
栃尾の棚田の黄金の絨毯が風になびくと
稲の香りがただよい
心が和みます。

しかし、近年はいろいろな農業問題から
跡継ぎ問題とそれぞれの抱える問題は大きい。

栃尾で兼業農家をしてきた我が家でさえ米つくりを今年でやめることにしました。
栃尾の棚田は一体いつまで守れるのでしょうか
茨城のレンコン農家はどうなのでしょうか
「花蓮」の中に登場する両親の気持ちの変化は
ここにもあったのではないでしょうか
息子がレンコン農家を継ぐならば、
タイ人のお嫁さんを祝福しなければという両親の気持ち。
栃尾の農家にも外国からお嫁に来ている人がいます。
茨城のレンコン農家でも同じなのではないかと思ったのです。
農家の後継ぎ問題はこれから栃尾も茨城も
日本の農家の大きな課題を映画の中で投げかけていたのではないでしょうか。


米つくりをやめると 決意した夫は
「娘が帰ってきて 田んぼするわけないからな・・・。」
とつぶやきます。
私は夫の虚しい気持ちを知りながら

「アメリカに行っている娘が出来るわけないでしょ」と
強い口調で返答するのです。

私と同じ立場の人も多いのではないでしょうか
親として観る「花蓮」、主人公の立場として観る「花蓮」
優柔不断な青年に「こんなへなちょこはダメ」と思う方
年齢を問わず多くの人が自分の立場で観る「花蓮」はどうでしょうか
映画は観る人によって、あらたな物語が生まれるのかもしれません。

 http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14508591355652


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