2015年12月16日水曜日

認知症なのか天然ボケなのか

3ケか月に一度の診察
待合室で実母の血圧をはかる。
普段微笑むか、うなずくか、声をなるべく出さないように
脳が命令しているはずの母
「痛い、もういい、やめてくれ」と
待合室のみんなに聞こえそうな大きな声を上げる。
「ちっとばかだから我慢しんばんろ」と小さな声でささやく私。
血圧を測り終え待合室の椅子に腰かける。
なかなか椅子までたどり着かない母(2メートル弱) 
つい、
「もっとスタスタと腰をのばして歩いてよ」と
母は耳がとおいので ちょっと大きな声をかける。
ようやく?私の隣に座るとその隣に車いすの老婦が
母に声をかけました。
「長くつは歩きにくいですよね、おばあさん。
年をとるとわかりますねえ」と母に話しかけ私の顔をみて
ニッコリ。
ああ、きっと私はなんて意地悪な娘と思われただろうか・・・・・・・。
次に、私はトイレに行きました。
すると隣から「戸があきません。どうしたらいいですか」と叫ぶ声。
「ちょっと、待ってください。ひらくと書いてある方へレバーを上げてください。
そしたら縦に長いつかまり棒を引いてください」
「あきました。ありがとうございました 」と70歳くらいの
婦人でした。
このトイレは折り畳み式のドアだったのです。
その間、母に私のバックみていてねと頼んでおいたのです。
母はバックの紐に、しっかり手をかけて待っていました。
認知といえど、結構しっかりしてんじゃん。

母は昔から天然のところがあって
私たち姉妹は認知症に気づくのに少し時間がかかったのでした。
今日の母は認知症なのか天然ボケなのか? 

写真は病院の中庭でみつけました。
忙しい合間のホットなきもちにさせていただきました。


0 件のコメント: