2016年11月11日金曜日

民間救急車にて、帰ってきました。

朝6時に千葉の病院を出発して
叔父が帰ってきました。
私と叔母が移転先の病院に着くと同時に
民間救急車が長岡の病院に停まりました。
なんて、丁度いいタイミングでしょうか
民間救急車の後部が開きます。
そこに、叔父はベットに寝たまま、腕には点滴でした。
思いっきり元気な声で明るく
「お帰りなさい、待っていました」 と私は声をかけます。
叔父は
「ありがとう、良かった、嬉しい」を繰り返し
少しだけ涙ぐむ。
「難儀くなかった?」と顔をのぞくと
「快適だったよ」と叔父の弾む声。
その傍らで、そっと涙をこらえる叔母のしぐさが心に届きます。

歩くことが無理な叔父をそのまま病室に移動です。
看護師さんと主治医がバタバタと駆けつけ
血圧、熱などを手早く測定。
入院説明を受けます。
一通り終わると
叔父は看護師さんに
「床屋さんのデリバリーはありますか」と少しはにかんで
まるで青年のような顔で問うのです。
その言葉に私、叔母、従兄の三人は
互いの顔を見合わせ大爆笑です。
叔父の姉で5歳年上の叔母は
「どこをかるがあて?毛なんかないねかて」と大笑い。
「姉ちゃん、ここが伸びてるろ」と
耳の脇の髪の毛を指でなでる叔父。
「まあ、楽しいご家族ですね、笑いがあっていいですね」と看護師さんの
声まで笑っていました。

命あるかぎり
笑って、笑って、笑って !





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