2017年8月16日水曜日

母に代わって綴る日記 2017/8/16

久しぶりの母との接触
母の耳に補聴器がありました。
アメリカに滞在中、妹からの連絡で補聴器を買ったことは知っていました。
母の失語症の原因の一つに難聴があったことに妹は気付いたのです。
その効果は目に見えて大きなものではありませんが
それでも、多少なりの効果があるようです。
手足が痛くても我慢して動かさないとかたまってしまうよと
声をかけると、動く右手と右足を母なりに動かすのですから

妹から聞いていた、車椅子に乗せてもらえない日々が続き、
私の4週間不在中に、たった一回だったと。
私は低姿勢に、お忙しいところご迷惑をおかけしますが母を車椅子に乗せていただきたいのですと懇願する。
この日の看護師さんは私の願いを快く承知してくださりました。
約1時間車椅子に乗った母と私のリハビリ旅行でした。

少し脱線します。
アメリカの医療を垣間見て私が感じたことです。
突然の娘の入院でした。
大きな総合病院です。棟が幾つも並び、何回も病室からn
一旦出ると戻
るのに大変でした。
この病棟は個室のみ、コンピュターと連携したあらゆる検査機器が取り付けられています。付き添いのベット、トイレシャワーも付いています。
アメリカサイズですからベットも広く自由に操作できます。


母のベットは、起こすことしかできません。高さも変えられないのです。
看護師さんやお掃除の方、技師の方たちはカラフルな制服を身につけています。
ドクターだけは白衣をはおっていたようです。
血液検査は一日6回、心電図は血圧計は自動です。一時間おきくらいに
病室に誰かが確認にやってきます。
その時の声掛け、患者には、リラックスさせようと自分の事、経験したことなど楽しそうに、話してくれます。
しかも付き添いの私にもたべものをもってきましょうか?お水は?
ママですね。といろいろ気を遣ってのです。
アメリカの医療はビジネスの一つだと聞いています。
ビジネスは質を高め、医師と看護師、スタッフと患者間のコミニュケーションをとること
ではないだろうか。
説得する人とそれを聞き入れる人の気持ちが一つにならなければビジネスは成立しないの
ではと感じてきました。

日本もアメリカのように医療ミスの責任問題は大きく取り上げられています。
訴訟を起こされないようなシステムを事前に作っています。
ただ、大きく違うところは日本は機械的であり、コミニケーションが少ないということです。
母の車椅子事件もその一つだと思うのです。
車椅子に乗せる時間は5分です。その後は家族が見るのです。
5分を惜しんで、ビジネスは成立しないことに
気づいてほしと願う。




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