2017年8月29日火曜日

日本がいいと感じる、栃尾の良さを感じる。

茨城からわざわざ豆撰に来てくださったご夫婦をお友達と
杜々の森をご案内いたしました。
名水百選に選ばれた湧水で喉を潤し、
その脇から、急な階段を上り小さな祠に手を合わせる。
水源を守る為の女人禁制は300年以上も続いたと聞いている。
その聖地に手を合わせて、お賽銭を入れ
願ったことはふたつ……。

その後、比礼の棚田を見たり、映画「ゆめのかよいじ」のロケ地を廻る。
水害工事の為、まわり道を走る。細くて、曲がりくねってるいる。
坂道の上や下にはまだ青い稲が行儀よく並んでい、ちょっと大きな田んぼ。
いびつな田んぼ。
頬を撫でる風は少しだけ秋の気配。

アメリカの広大さからみたら、小さい風景だが
時が戻ったように心が柔らかくなる。

日も沈みあたりは薄暗くなる。
お客様とお友達を「おいらこの湯」にご案内し、至福の時を過ごしてもらう。
豆撰の駐車場は社長夫婦が、花火観覧席の一等席を用意してくれた。
花火の音は耳に響き、見上げる花火の合間に焼肉を食べる。
笑い声が賑やかだ。
喜んでもらえた。喜んでもらえることが嬉しくて、それが幸せである。
栃尾の油揚げを作ってもうすぐ30年になる。
たった一枚の油揚げの行方は
人生の道だと思う。一方的ならつまらない。
相手があって、相手がどう反応するのか、美味しいのか
美味しくないのか、一体どうだろうかといつも思う。
茨城のご夫婦、お友達の美味しいの一言が
嬉しくて、油揚げを作る。
栃尾の油揚げは仲間を連れてきてくれる。
油揚げに感謝する。




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