2020年2月12日水曜日

栃尾で育った八木典章さん



「私の歩んだ道 ミクロ世界への挑戦」と題した
八木典章氏による新春栃尾商工会講演会。

今回は、異次元世界のテーマと決めつけて
参加希望はしなかった 。


講演当日の朝、
ある方から油揚げの注文の電話が入りました。

「すごい人なのよ、礼子ちゃんも覚えているでしょ」
もし電話がなかったら、私の知らない人と思い、
講演会に行かなかったであろう。


その人は
隣の町の男の子のことでした。
「一緒に遊ぼう」と山の家の玄関にいました。
幼い頃私は、同世代の子供たちと遊ぶことを
好まない内向的な子供でした。
だから、その時、遊んだかどうかの記憶は
ありません。

油揚げのご注文をしてくれた方は
89歳のおばあさん。
私が保育園に通った60年前の、すみれ組の先生です。
永橋先生とおっしゃいます。


講演会のはじまりは
保育園時代の思い出からでした。
永橋先生から見せてもらったエジソンの紙芝居が
運命の道を開いたと話す。
「なぜと考えること、人の役に立つことをしよう」と
若干5歳の彼は思ったというのです。
同じ空間に存在していた私にとって
同年という気軽さと興味本位で
講演会に足を運んでしまったことがとても
恥ずかしくなりました。

高校、大学そして東芝マテリア株式会社にて
超電導の研究までの講演内容は難しすぎるからこそ
研究とその成果はすごいことだと
目を丸くして拝聴していました。

研究成果についてこちらで https://www.toshiba-tmat.co.jp/product/am_other.htm#sec1
https://www.toshiba-energy.com/info/info2019_0415.htm



栃尾が生んだエジソンに拍手を贈ることが
できたことは、私の人生の宝物のような気がしました。
60歳還暦のお祝いの時、その偉人は私の前にきて
「僕を覚えていますか」と言ってくれたことを
今想い出しています。

写真は今日の栃尾です。












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