2023年8月24日木曜日

孫ととんび

安曇野で戯れる孫とお友達

 1ヶ月が過ぎた。娘夫婦と孫の5人暮らし。ようやく孫の「手」がわかりはじめた。そんな日々の中で早起きの私は「とんび」を観た。

全く予備知識なく映画鑑賞に入る。幕開きから涙が溢れてしまう。幸せになっちゃいけないの、と阿部寛演じる父親の必死な愛情に涙が止まらない。映画序盤で息子を助けるために死んでしまう妻。号泣しちゃう。まだ子供のアキラと父親ヤスを海に連れ出し片親のぬくもりとアキラには大勢のぬくもりが背中にいっぱいあることを教える和尚の説法に観る側にも幸せってこれだよと、また号泣する。人生の幸せを考えさせてくれる、泣き続ける映画だった。

孫は日本語もイタリア語も上手だ。アニメを一緒に観ると孫は英語を聴く。私は字幕を読む。この頃の子供は天才である。なんでも覚える。理屈も達者である。そのため1日に数回喧嘩をする。まだ子供だとわかっていても喧嘩をする。

アキラは大人になっていく過程で思いやりのある人に成長していく。父親の存在に距離を置きながら成長する。編集の仕事につき伴侶を得る。バツイチの恋人でも、その人に子供がいても愛は変わらない。そうであってほしい。いやどうかな?と親の立場は複雑だ。

孫は「⚪︎⚪︎しなさいの言葉が言わないで」と言う。命令言葉が心に突き刺さるようだ。妹の孫を抱っこするママには「抱っこしないでヤキモチになる」と泣きながら訴える。

6歳の子供にしたら日本はなんでもしてくれる優しい家族がいる国と期待して飛行機に乗ったであろう。だが降りてみたら道徳心の塊でこれはダメが多いジジとババである。ジジとババにとっても孫は優しく無邪気で老人の言う事を素直に聞いてくれる孫のはずだった。孫もジジとババもはずれた。

映画「とんび」は親子、友達の絆を愛情たっぷりに描いている。愛情を注いでも、期待通りにはならない。それでも深い愛である。

もし孫が20歳になるまで私が生きていていたら、どんな事を話すだろうか。

日日是好日


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