2013年9月2日月曜日

育児放棄〔ネグレクト〕


保育園に勤め始めた頃、30年以上前でしょうか

母子家庭、父子家庭の子供たちの中には
お風呂に入れてもらえない、朝ごはんは食べさせてもらえない
もちろん洋服は着替えない・・こんな状態の子供たちは
とてもかわいそうでした。
お母さんが恋しくて恋しくて、お母さんのぬくもりがほしくて
いつも私のそばを離れなかった記憶があります。
今に比べたら、問題の度合いが違うかもしれません。
その頃は、育児放棄という言葉で子供のお父さん、お母さんを批判するより
「お父さん一人だから大変だよね 」と親を気遣って
いろいろなアドバイスをしていたようです。

その子供にとっては大切な大切な親なのです。
親に笑顔がなくても、保育園へのお迎えがどんなに遅くなっても、子供は
小さな体全身でお迎えを喜んでいました。

最初から放棄しようと決めていたわけではないはず・・
相談する人も、頼れる人も、友達もなく・・だんだん「どうでもいい 」から放棄が始まって行く。
育児放棄という大きな問題にならないように
転んだら「大丈夫?」と声をかけてやる、大人も子供も老人も大丈夫?の一言を待っているのではないでしょうか。









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