2015年7月25日土曜日

夕暮れ前の道院高原へ


真夏のこの時期に道院高原に行くのは初めて。
鐘タタキの池を過ぎ、高原の沼に立つ。
ここから望む守門が大好き。
6月の忘れもの、アジサイがまだ咲いている。
帰りはお日様が降りて
沈む一歩手前、運転している私の目に差し込むその光は強すぎて
前が見えないくらいだ。


棚田が大きく手をひろげている。
まるで、人間の小さな心を包み込むようだ。
昔からこの光景は変わらず繰り返され何百年たつのだろうか。
そして、この先この風景が続いてほしいと願う。
青々とした棚田を過ぎると
大きな大きな大木。大木の脇の石垣の上に建つ
祠は「ほだれ様」

この場所もいい。
栃尾の風景は飾らない。ありのまま。
それがいい。

娘と義母と私。親子三代で同じ風景をみる。
義母、私がこの世にいなくなったら
娘はこの場所に立ち私たちを想いだしてくれたら
それだけでいい。

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