今日は妹の誕生日です。
大きな広間に大きなひなたがあって
その傍で丸い桶に入っている赤子が
妹でした。
よく覚えていませんが
父も祖母も立っていました。
母の姿は全く思い出せません。
この日から私の人生が決められ
後継ぎという運命の道を歩くはめに
なったのです。
一方、妹は天真爛漫自由に遊びまわる。
まだ2歳にもならないのに
ひとりで街に出かける。
堤防を歩いている妹を職場の窓から
見つけた叔母は慌てて妹を抱え
街に嫁に行っていたもうひとりの
叔母のうちに連れて行ったことは
我が家に語り継がれている武勇伝です。
とにかくひとりでどこまで行くのです。
友達を引き連れて
中華そばを食べに行ったりと親分肌で
行動派でした。
カゴの鳥のように育った私は
妹が羨ましかった。
時は過ぎ
私は籠から飛び出してしまった。
そして天真爛漫で行動派の妹が
実家を継いでくれた。
父母の面倒も見てくれた。
妹がいてくれたから
今の私がいる。
7つ違いの妹も
もう60歳だなんて信じられない。
来年こそ
ふたりでイタリアに行きたいね!
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