母が逝って
療養生活を見舞う日々から私は
自由になり
母の死に悲しみよりもホッとした
安堵の気持ちの方が大きいと感じていた。
ところが日が経つごとに、私の心は空洞
になっていく。
何をするにも、意欲が湧かない。
母が生きているだけで、
何か知らないけれど頑張ろうと
思っていたようだ。
そして
孫の住むイタリア家族のもとに
いけないこと、夫とふたりの生活の不安
などなどを考えたら怖くてたまらない。
何もかたらずとも母がいたから
どこか安心できていたのではないだろう
か。
今更ながら母の存在の大きさを感じる。
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