2021年8月5日木曜日

時々怖くなる

 母が逝って

療養生活を見舞う日々から私は

自由になり

母の死に悲しみよりもホッとした

安堵の気持ちの方が大きいと感じていた。

ところが日が経つごとに、私の心は空洞

になっていく。

何をするにも、意欲が湧かない。

母が生きているだけで、

何か知らないけれど頑張ろうと

思っていたようだ。

そして

孫の住むイタリア家族のもとに

いけないこと、夫とふたりの生活の不安

などなどを考えたら怖くてたまらない。

何もかたらずとも母がいたから

どこか安心できていたのではないだろう

か。

今更ながら母の存在の大きさを感じる。




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