2014年2月3日月曜日

節分の思い出

節分の日の夜は、ひなた〔囲炉裏〕で豆を炒ります。
炒るのは母の仕事です。私は枡に入った豆をつかみ
「福はうち」と、ひなたのある神棚の下の板の間にまきます。
続いて「鬼は外」と玄関や縁側など、鬼が入りそうな出入り口から外に向かって豆をまきます。
年の数しか食べてはいけないと父は言いました。
10歳違いの姉ちゃん(叔母)は「礼子は○個だけだよ」と
私よりたくさんの豆を食べるのです。
早く年をとらないかなあと真剣に思ったものです。
あれから何年過ぎたのでしょうか
57歳で逝った姉ちゃん
今年は私は59個豆が食べられます。
姉ちゃんよりも2個いっぱい食べられるんだよ。でも、
どうして、こんなことになったのでしょうか
姉ちゃんよりいっぱい食べられることが、こんなに悲しく、涙が止まらなくなりました。

0 件のコメント: