2015年4月11日土曜日

風に立つライオン

三池崇史監督、企画に主演俳優大沢たかおと
話題の多い映画「風に立つライオン」を観ることができました。
大沢演じる医師航一郎と看護士ワカコを演じる石原さとみ、
同級の医師貴子に真木よう子
キャストも私の好きな人たちでした。
ストーリーはなんとなく見ているうちに、最後の結末を感じて
映画の途中なのに、胸が張り裂けそうになりました。

ケニアの大地に叫ぶ航一郎の、自分に「がんばれ」の声は
観る人によって、それぞれ想いが違うのではないかと思いました。
私には「がんばれ」は「使命」のように聞こえました。
がんばれの叫びこそ風に立つライオンであり、
皮肉にも、風に立つライオンはケニアの自然の美しさと戦わざる得ない
厳しい世界を表現している様に感じました。
医師として頑張る、救える命、救えない命、
その命の背景がケニアであり国境での理屈のない戦い。
拳銃が子供にとって当たり前の防衛手段であることは
なんて、不公平な世の中でしょうか
傷ついた民間人、子供が
赤十字病院にトラックで運ばれる。
勉強のできない環境。
まるで、ドキュメント映画のように、痛々しく、涙が流れます。
流す涙は痛々しいだけではないのです。
私自身は一体何をしているのだろうか
こんなに人のために「がんばれ」と叫ぶことがあっただろうかと・・・・・・。
同じ地球に生まれた人と人、国を超え「想いの心」をたくさんの人が訴えている。

赤十字病院で命と心を救ってもらったミケの首にかけた聴診器
航一郎がお母さんからもらった一冊の本
貴子に残した「幸せになってください」の手紙
この3つが私の心から離れず、涙を誘いました。

最後にただただ生きてほしかった・・・・・・。
http://eiga.com/movie/81448/video/












0 件のコメント: