2015年4月6日月曜日

待ち人をまつ場所、もうひとつのモノクロームの少女


高校生になって、はじめて栃堀に行きました。
刈谷田川の上流「布滝」で、自炊遠足があったからです。
私は街に近い「一之渡戸」生まれですから
栃堀は行った事はありませんでした。
今では考えられません。
42年も前なのですから・・・・・。
その時、
こんなに大きな木をみたのは生まれて初めてだったのです。
この大きな木を見上げ

木と木が寄り添っている姿になんともいえない愛おしさを感じました。
きっと私は、この場所にもう一度来るかもしれない。

橋と川と大きな木・・・・・・私の物語りがはじまったようでした。

それから1年くらい過ぎたころです。
私は同級生のバイクの後ろに乗り、この木の脇を走ったのは・・・・・・。
やっぱり、この場所に来た。と胸が高鳴ったことを

五藤利弘監督作品を観た時に思い出していました。

17歳の夏でした。
42年後、私は夫とこの場所、この風景を見ながら、新しい物語りを描いています。

『監督さん、私の見つけた大切な場所だったんですよ。知らなかったでしょ!』


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