1991年に公開された映画
「息子」を観る。
30年も前の作品とは思えない。
若い永瀬正敏がこんな素敵な俳優さん
だったとは宝物を発掘したような
ワクワク気分になった。
そして栃尾にゆかりのある和久井映見の
可愛いさはたまらない。
ふたりの出会いが初々しい。
障害のある彼女と肉体労働をする彼との
仲はどうなるのだろうかと思わせて
すぐに長男家族と父親の老後問題に
飛んでいく。
原作は読んでいないけれど
この作り方は山田洋次監督だなあと
感じる。
そして、このキャストに驚いてしまう。
三國連太郎は当然だけれど
浅田美代子、田中邦衛、中村メイコ、
音無美紀子、数えきれない俳優さんの
素晴らしさに驚く。
終盤は観る人の心を見事に捉え裏切らな
い。息子の愛した人を受け止め認める
大きな親の愛に涙が溢れてしまう。
年老いた父親の姿はそう遠くない私たち
夫婦の行く末だろう。
いい映画を久しぶりに鑑賞できた。
日日是好日。
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