広島のお土産を配る。
骨折の痛みも薄れて
車の運転も少しはできるようになり
孫が各家家にお土産を配る役。
車の乗り降りが大変な私にとって
大助かりだった。
イタリア家族との旅行の
最終日は広島から姫路城へ真っしぐら
名だたる武将が築き上げた別名白鷺城は
雄大でその美しさは50年前、
高校の修学旅行で見たときと同じである。
天守閣までの階段は結構きつい。
娘曰くババはサムライの気持ちが一番
よくわかった人だね。と言う。
コルセット着用は鎧着用同然。
夫曰く
昔はこんなに暑くない。
とにかくこの猛暑は異常である。
汗だく、なのに孫は天守閣からの階段
が降りられない。
怖いと泣く。仕方なくジジがおんぶするこ
とに。汗で孫とジジは
ぺったりとくっつき
そのぺったりを孫は楽しんでいた。
いい思い出になったであろう。
それからはどこにも寄らず
駅に向かう、アイスコーヒーを飲み
やれやれ旅は終了。
お土産を配りながら、
車中孫が演説をはじめる。
爆弾を落とした人は悪い人
日本人は諦めなかった
諦めることは良くない
一番悪いのは爆弾落とすこと
地球が一番可哀想だ。などなど10分くら
い演説を聞かされる。
母親からの受け入れと
原爆資料館の思い出が強烈だったようだ。
大人に成長したら
どんな風に思うだろうか。
戦争もこの灼熱の暑さも
人間が招いてきた悪夢である。
この子が私くらいになった時
戦争がない世の中になっているだろうか
地球の温暖化が改善されているだろうか
熱をシャットアウトす特殊防具服を
つけているだろうか?
それとも別の惑星で暮らすのだろうか
月を愛でて、かぐや姫を想う時代は
なくなっているかもしれない。
日日是好日
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