東京へ急ぎます。東京に向かう電車の中では
もちろん、先日からのつづき、村上春樹著「海辺のカフカ」の読書です。
大鳥居が海に浮かぶ何とも言えない神のいる世界は
「海辺のカフカ」に登場する、ナカタさん、佐伯さん、さくらさん、星野さんたちが
小説の中では現実なのか、カフカが想像しているのか。
最後まで読み終わっていない私の想像はますます膨らみ、
もしかして、私は宮島「厳島神社」に行ったことも
この本を読み始めたことも
最初からわかっていたことかもしれないと妄想して読んでいました。
すると、
隣の席で読書をしていたはずの娘が
「お母さん、富士山だよ」と弾んだ声。
窓の外に映る富士は1月に日本平で見た富士をはるかに超える
大きさで私たち親娘を喜ばせてくれました。
「今まで観てきた富士で2番目に美しいよ」と私は
娘に呆れられるほど、何度も歓喜の言葉を繰り返しました。
ここで読書は一休み。
東京について、東京駅で食事をしました。
それには、理由があります。いつも私のバックアップをしてくれている
青年と娘の初対面を図るためです。青年と娘は私にとって
とても、とても大切な人だからです。
私が大切に思っている人同士が、FBだけのお付き合いでなく
お互いに顔を知り、良い関係を保ってほしいからです。
小説の中でも、登場人物同士が目には見えない糸でつながっていく、そんな感じでしょうか。
3人で楽しくおしゃべりして、美味しいものを食べ
また会うことを約束して、駅の改札口でわかれました。
この時,青年からサプライズをいただきました。
記念に娘夫婦にとふたつのお茶碗。
プレゼントいただきました。
さあいよいよ広島の旅は終わります。
東京から長岡間では読書の続き・・・・・・。
そして、今日は土曜日、娘はイタリアの家族のもとに
私は、結末が気になって仕方のない「海辺のカフカ」を読み終わる。
旅もいい。読書もいい。
そして、私は私である。
とても、とても嬉しかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿