2015年6月17日水曜日
風をきって走るとよみがえってきました。
自転車通勤にきり替えて2日目。
「いきはよいよい、かえりはこわい・・・・・。」
と言うのは、平から豆撰まで緩い下り坂。つまり帰りは上り坂となるわけです。
スイスイと風をきり走る私はジブリ映画の場面を思い浮かべ走りました。
40年ぶりの自転車運転にはちょっぴり怖さがありました。
何しろ、娘が高校生?いえ中学生の頃に買い与えたママチャリです。
部分部分に錆びがあり、こんな古い自転車見たことがありません。
それでも夫は、「自転車通勤ができるかどうかわからないのに
新しい自転車を買うのか?」と娘の次の持ち主だった夫の弁。
空気を入れブレーキ等を点検
何だか知らないけど、ひとつ部品がないからと
わざわざ部品を買って、修理してくれました。
自転車の乗り心地はまずまず。
さて、問題の帰りです。背中にリュックをかつぎ、
上りには腿を使う、ふだん動かしていない筋肉が目を覚ましました。
少し、辛かったけれど、なんとかベダルをこぎ、少しハンドルがゆらゆらしたけど
無事に自宅に帰還したわけです。
そして、今日はその2日目・・・
幼馴染の友達は子供用の自転車を乗り回していました。
私は自転車を買ってほしかったけど、父にねだることができませんでした。
自転車に乗っている友達がとても羨ましかったことを思い出しながら、
自転車をこいでいました。小学校4年生くらいになると、
叔母の自転車に乗れる背の高さになったのです。
「やったあ」と思いました。
その当時、道路は舗装されていません。もちろん練習場として夜こっそりと使った
越後交通さんの空き地も舗装されていません。
亡き父が自転車の後ろをおさえています。わたしは4年生とはいえ、
サドルにお尻を下ろすと、足は地面につきません。
何回も何回も転びました。転ぶと、石が膝にのめりこみ、
私の膝は赤チンで真っ赤。傷が治らないうちに、また転びます。
膝は膿を持ち、かさ蓋になり、その繰り返し。
父の手が自転車から離れて、私は一人で自転車に乗ることができた。
その時の喜びが風に乗ってくる・・・・・・。
歩くことも良いけど、自転車に乗ることも良いなあと思って豆撰にたどり着きました。
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