2020年8月12日水曜日

若い力に感謝とエールを!

 

久しぶりに

工場の若者たちを撮ってみる。

豆撰の油揚げ作りは他のお店の作り方と

全く違う。

新潟産大豆100%の大豆を水に浸す。

浸水時間は四季によってだいぶ違う。

職人としてこの道30年の社長が漬かり具合を

毎日確認。

浸漬された豆は通常の栃尾の油揚げ作りでは

「煮る」である。ところが豆撰は「煮ない」

ここが他の栃尾の油揚げ作りと大きく違う。

浸漬した豆をそのままつぶし、

おからと豆乳に分けるのだ。

搾った豆乳には全く雑味が入らない。

まろやかな大豆の風味が工場全体に漂う。

若者たちが動く。

熱い豆乳に、にがりを加え、混ぜる手の動きの

速いこと。

豆腐状になった生地を水槽に丁寧に移す。

あくを抜いたあとに生地を水槽から

すくい上げる、白魚のような若い手なのに、

その後の生地切りの素早さは芸術のようだ。

脱水された生地を手際よく並べる動きも速い。

いよいよ油揚げを揚げる。

ベテランの揚げ手と一緒に、

20代の若者男性がふたり。

マスクをして揚げる。熱いだろうに、

彼らはみじんも熱いという顔をしない、

真剣勝負だ。

太い箸と手さばき、その凄さに感心させられた。

(私が現場を離れて十数年経っています)

油断のできない、みきわめと時間との闘いだ。

豆撰の工場で働くスタッフに感謝とエールを

届けたいとあらためて思った。

IT時代の中、豆撰の工場で働く人たちは

五感を生かして暑い夏をがんばっているのです。







 

 

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