若い叔母を看取り、続いて実父、
叔父を看取った
介護の日々を思い出さずにはいられない。
そして今療養生活をしている実母を思い浮かべな
がらこの映画を観させていただきました。
医師団の素晴らしい活動に尊敬の気持ちでいっぱ
いになります。
患者一人ひとりにかける飾らない言葉の中に人生
をしまう時間の手助けと愛情を感じる。
叔母は57歳だった。在宅介護を希望して
嫁ぎ先で叔父や娘息子の看護を受けていた。
そ日は私が泊まっていた。
「どうか入院したいからみんなに話してほしい、
私を病院に連れて行って欲しい」と私に訴える。
叔母は病院の一室で家族、親戚に看取られ永眠
した。実父もそれから数年後に叔母と同じこと言
った。叔父もそうだった。
在宅介護のギリギリまで家族と一緒に過ごすこと
ができ、最期の時間は病院を選んだ私の肉親たち
だった。
だから、その人の人生をしまう時間は
それぞれ違って当たり前だと思う。
このドキュメンタリーは人生をしまう時間の選択
方法を考えさせてくれているのだと思った。
そして
この映画を観た日が私の誕生日と重なったことに
不思議な縁を感じた。
人生をしまう時間までどれくらいあるのだろう
か?
その時が来ることを恐れていた自分だったが、
恐れるよりも生きている今を大切にしなけれ
ばならないと強く思って映画を観終えた。
そしてこの日の夜に続きがありました。
人生の先輩でお友達の方の絵本の読み聞かせと
馬頭琴の演奏です。
心に訴える悲しい物語「スーホーの白い馬」
語りの間と間に嘶く馬頭琴の音色は素晴らしく
感動しました。
人生をしまう時間まではまだまだ先のはず。
この感動をもっと探したいと思いました。
コロナが収束したらモンゴルの草原を
走ってみたい。
映画と絵本と馬頭琴という最高のお誕生日プレゼ
ントをいただき皆様ありがとうございました。
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