2014年7月12日土曜日

1時間のハイキングはタイムマシン

腰痛に悩まされる私に必要なことは歩くことです。
梅雨前線や台風の影響でここ数日は車に乗っての出勤が続きました。
そこで、今朝はひとりで城山に登ってみました。
中央公園脇に車を止め、歩きました。
中央公園は私の通った小学校の跡地です。校歌が記念碑としてきざまれていました。
明治3年開校ときざまれた記念碑を見て、
家には袴姿の曽祖父の色あせたモノクロの写真が飾られていること。祖父も父も
私と同じ小学校に通ったことを想像しながら歩きました。
酒蔵の前には飲み頃合図の杉玉が雁木の天井につりさげられていました。
諏訪様の階段を上ると、杉林を通ります。杉が大きくなり道幅を狭くしています。
高校の時上った事や保育園勤務時代子供たちと列をなして上ったあの日を思い出します。
汗を流しながら、歩くと涼しい歌声が聞こえます。ヒバリでしょうか?鶯よりも長く歌い続けています。まるで、オペラ歌手のようです。
人っ子ひとりいない道を私は歩き続けます。草を踏みしめる音に混ざってバッタがカサカサと動きます。時々トカゲも顔を出していました。これ以上大きなものには会いたくないと思いながら……。本丸付近では山アジサイやツリガネソウが出迎えてくれました。
頂上に着き、一息。今朝はもやがかかっていて。遠くははっきり見えませんでしたが
五藤監督の「もやのかかった栃尾の風景がなんとも言えません」とおっしゃったことを思い出し
街の風景を撮りました。
私は1時間の間に小学校に入学した時から今日までの出来事を走馬灯のように思い出している
自分にはっとしました。
50年、いえ、それ以上を想いだしているのですから人間ってすごいなって・・・・・・。

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