2014年8月7日木曜日
想い出と石積みの世界
我が家の周りは新興住宅街?ですがまだまだ田園風景を楽しむことができます。
玄関を出てすぐ目の前に緑の絨毯が広がります。稲の背が伸びたと感じたのは2、3日前なのに
もう、稲の穂が見えました。数日の猛暑でいっきに成長したようです。
稲の中から、ザワザワ、カサカサって・・・・・・。バッタが稲の中でかくれんぼを楽しんでいるような音です。
自宅から豆撰までの距離は3.5キロくらいです。
その途中、「世界のスズクラ」と言われた織物工場の脇を通りぬけます。少しおんぼろに見えます。
なんだか、栃尾の街の衰退のようで、少し寂しいです。
川向こうの家並みのその上は「城山」が見えます。
青い空と白い雲と城山の緑のコントラストはとても気持ちがいい。
100回以上、何回城山に上ったことだろう・・・娘と園児と夫と。
その時の想い出が浮かんできます。
ケヤキの道を通り抜けた小路の先に15年上って通った保育園の石段が見えます。
石段の手前には「ころり地蔵様」が・・・
そうそう、ちょっとお願いしなくっちゃあ。誰の?決まっているでしょ。
歩くと本当にいろいろなことが浮かんできます。未来のことより、どうしても過去のことの方が
たくさん、たくさん浮かんでくるのでしょうか?不思議です。
さて今日は 「石積み」の日でした。
子供たちも大人もいなくなった川原には、積まれた石だけが取り残されていました。
川原に下りると、積まれた石の高さが低いものを見つけました。
なんとなく、小さな石の塔を見つめていると33年前のあの日の小さな命・・・・・・。
ともちゃんは、ほっぺが落ちそうなくらい真ん丸い顔で少し、はにかんで私をみつめます。
かよちゃんはお姉ちゃんらしく、ともちゃんの隣で微笑んでいます。
きっと、二人の姉妹は天国で美人姉妹ってみんなから慕われていることでしょう。
そっと、手をあわせて「ともちゃん、かよちゃんお元気?・・・・・・。」
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