2014年10月16日木曜日

懐かしい看板を探し求め

塩、たばこ、酒などは許可の必要な売り物でした。
今では、塩はどこでも買えます。
塩のカンバンが置いてあるお店は
町内に、村に必ず1件あったように記憶しています。
昔は塩は相当重要な調味料だったのでしょう。

私の子供のころは
塩で生きていたかもしれません。
塩は醤油になり、みそになります。
小学校から帰って「ただ今、お腹すいた」とランドセルを投げ出し
流し〔台所〕に行くと、大きな味噌おにぎりが握ってあります。
その、美味しいこと。実母は私の帰り時間を見計らって作っておいてくれるのです。
秋はさつまいもがふかして〔蒸して〕 あります。
その時も少し塩をつけて食べます。甘さが倍増するのです。
塩の味は忘れられない、最高のレストランだったのです。
先日、焚きたての新米に味噌を付け焼き、大葉ではさみ焼いてもらった
おにぎりの美味しさは格別の味でした。〔焼いてくれたのは夫、
依頼したのは私〕

実はそこで昨日、塩の看板を探して見ました。
一之貝、栃堀、塩谷方面の茶屋を廻ってみたのです。
すると、昔どこの村にもあった茶屋はほとんどなくなっていました。
建物は改築されています。
各村には空家も多く、あったはずの家もありません。
もちろん、田んぼも畑も荒地でした。
これでは、茶屋は存在しないわけです。
みつけたのはたった2軒でした。
ちょっと、寂しくなりました。



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