2016年2月22日月曜日

バス停から


栃尾から見附に出るには、栃尾坂を上がります。
坂の上から栃尾の街が見えます。
そして、小貫の村をバスが走ります。
この日は、雪がたくさん降ったのでしょうか?
小貫のバス停の前は雪でいっぱいです。

初めて、乗ったバスは三輪車。
車掌さんがいて、切符をきります。
この頃、私たち子どもは乗ったことのないバスにあこがれバスごっこをしました。
幼馴染のMちゃんは越後交通にお父さんが勤めておられていたので、バスに何回も乗ったことがあり、バスの中を再現してくれました。
新聞紙で財布を作り、お金も作りました。切符はちょっと硬かったような気がします。何を使ったのだろうか思いだせません。
バスは帯をつなげました。電車と同じです。

このバス停をみつめていると
50年以上前の私が現れるのです。
おかっぱ頭のカリアゲというヘアースタイル。
母が作ってくれた、車ひだのスカート。
共布でスカートが落ちないように
肩ひもがついています。
靴はちょっとぶかぶかでした。
2年くらいはかせようと両親は考えたのでしょう。

何もない時代なのに思いだすと
心が踊りそうになります。








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