2016年2月9日火曜日

栃尾に行って見たいわ…と言い続けたのに

訃報のお知らせが届く。
愕然とする。

お子様に恵まれなかったご夫婦でした。
私のことを、まるでご自分たちのこどものように

「多田さん、ちょっと待って、主人がお話したいそうだから・・・・・・」
「家内が多田さんと話がしたいから・・・・・・」と
順番に電話口に出るのです。

とても優しい方でした。
私が大きな失敗をした時
「申し訳ございませんでした」と
お電話したら
「誰でも間違いはあるものよ。大丈夫よ」と言ってくださったのは
今から20年前のこと。

「東京は空気が悪のよ、多田さん、新潟は空気が美味しいでしょ
今度、必ず新潟にいくわよ
ねえ、多田さん東京に来たら、うちに寄ってください。」

今もAさんの優しい声が聞こえてきます。
昨年末にお電話がなくて、どうしたのかしらと
気になっていました。
まさかの旦那様からの連絡に
涙がこぼれます。

油揚げ、お豆腐、納豆、お豆を美味しい美味しいと
ご注文いただきました。

昔は高校の先生をなさっていたようです。 
時々お出しする「お元気ですか」の私のお便りを読まれると
必ず褒めてくださいました。
「多田さん偉いわよ、今回のお便り一番よかったわ」と
お便りが届くとすぐお電話をくださいました。
私はこどもであり、Aさんの生徒だったのでしょう。
生徒は褒められたら、素直に嬉しいと思いました。

ありがとうございました。
Aさんにお会いできなくてとても残念でした。
旦那様もお体の具合いがよくないらしい。

今度、東京に行ったらお伺いしてみようかと思っています。

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