実母、明日は85歳のお誕生日です。
今日は、山の家に来て、父に手を合わせる。
母は水を替える。
母を、お風呂に入れます。
少食な割にお腹まわりは大きく、
何?この腹と私が笑うと母も笑う。
シャンプーになると、両耳にしっかり指を入れふさぐ。
気持ちが良いのだろう
嫌だと言わない。
石鹸で体を洗うと、もういいという。
何言ってんの、ばあちゃん何もしないくせにと
私は母の背中から足までゴシゴシ洗う。
ゆっくりと、湯につかり、やれやれ。
バスタオルで体を拭いてやる。
着替えを、子供のように順番に並べておく。
15分以上かかって着替える。
玄関ベンチに座り、守門を眺めている母。
はい、次はつめきりです。
今日はいい子です。いやと言わない。
iPadを取り出し、アメリカの娘に電話。
今何時?と娘が聞くと、柱時計を見て、
11時10分前と答える。時計はまだ読めるようです。
その他は会話せず、ただニコニコしているだけ。
私は持ち込んだ仕事を終え、時計を見ると
あらまあ、時計は止まっているではありませんか。
早速湯を沸かしお茶を入れ
お弁当を食べる。大好きなかぼちゃを4切れも食べ満足そう。
認知症の母をみていると、
寂しくなります。
88歳まであと3年。このまま認知症が進まないことを願う。
私も母の年まで生きたいと願うようになった。
認知症にならず、大病しないようにしなければと父に目配せする私。
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