4時半起床
2杯分のコーヒーを入れる。
2合のお米をといで
仏様と三畳の間のお花を生け直す。
と言っても散りそうな花を取り
花瓶と水盤に水を足すだけ。
歩く分には背中の圧迫骨折背痛みは
ほとんどない。
立ったり座ったりが難儀だけである。
あと一ヶ月の辛抱と
自分に言い聞かせ
3日目の般若心経を声を出して
読む。
お経に関心があったわけでも
仏教心があるわけでもない。
ちなみに私は20歳から35歳までの
15年間をお寺様経営の保育園に
勤務していた。
月曜日は必ず朝集会がある。
3歳未満児から年長までお遊戯室に
集まる。
年長さんは順番にお数珠を手に下げて
お線香とお水とお花を持って、
50センチくらの仏像(のの様)
が祀られているステージに向かって
しずしずと歩く。
献花の花は、その前に保母が
準備しておく。
若い頃、給食のおばちゃんが
私が椿の花を上げていたのを
見つけ、椿のように花がポトンと
落ちるのは縁起が悪いから
上げてはならない、とげのある花も。
と教えてもらった。
園長先生は衣と袈裟を身に纏い
子供らの後ろから入り
子どもたちから、お線香とお水とお花を
受け取り供える。順番は忘れました。
それから真ん中に園長先生、両脇に
子どもたちが座り
般若心経が唱えられる。
33年前のことです。
私はこの儀式を何回見てきたのか
この儀式を何回子供たちと一緒に
行ってきたのか
摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩
行深般若波羅蜜多時
ここまでは何とか読めるけれど
この先は全く読めず
自分の学習能力のなさに
呆れるやら笑ってしまう。
では、なぜこのような信仰心も
学習能力もない私が
たった3日とはいえ
我が家の仏壇の前に座り
ひらがなと睨めっこし読んでいるのか
不思議である。
妹は実家の仏壇にお経を毎日唱えている。
その影響もある。
それよりも私は父母、叔母の写真に
ただただ手を合わせるだけで
心が軽くなるような気がするのです。
日日是好日
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