2015年5月15日金曜日

転職とシャム猫

先だっての「私と 猫」の続きです。
私より先に、もちろん娘より先に、この家の主のごとく我が家で生活を共にしてきた「シロ」の
行方がわからないまま、数カ月が過ぎたころ
我が家に貰われてきたシャム猫「シェル」。
生後2か月くらいで、母親は高齢出産のためか栄養不足で
歩くのも、よろけて危なっかしい状態で我が家にもらわれてきました。
かいがいしく世話をする、夫と娘。
そして、私も同じ気持ちで シェルの世話をしました。
シェルが我が家にもらわれてきた時は、私が長年勤務していた保育園を退職し、
豆撰立ち上げの準備期間でした。
ワープロからパソコンへの普及は早く
商売をするのには、パソコン伝票を導入することを決意。
その頃は、まだ35歳の若さです。
新しいものへの挑戦は今のように苦にはなりませんでした。
というわけで、日中、シェルはパソコン操作を勉強している私の膝で 過ごしました。
小さいときは本当にかわいいものです。人間も動物も同じです。
栄養状態もよくなり、元気に走り回るようになると
私の仕事の準備も忙しくなり、シェルはひとりで家にいなければならなくなったのです。
ひとりはいやと駄々を言い始めました。とうとう祖母の畑仕事についていくようになりました。
片道歩いて15分ほどかかる山道をリードなしで
ついていく毎日でした。 畑の帰りは疲れたと言い、祖母の肩に乗って帰ってくることもありました。
赤ちゃんの時の栄養不足からでしょうか
大人になっても犬歯が生えなくて、固いものが食べられず、近所の猫とのケンカでは
いつも負けて帰ってきました。
気弱で病弱なシャム猫でしたが、とても人間的で実に賢く、人間の感情をもった
猫でした。幼い娘と姉弟のように庭を駆け回り、夜は娘に抱かれて眠る。
私たち家族にとって、シャム猫「シェル」は素晴らしい家族の一員でした。
しかし、生まれつき、病弱で病院通いは絶えることないシェルの人生は短命に終わりました。

この写真は祖母と娘とシェルの3人が畑で鬼ごっこで遊んでいた時のものです。
シェルの死は家に灯りがなくなり、私は豆撰の仕事に没頭、家族の温かさ、子育ての
大切さが失われ始めていました。
そこで、娘の希望で新しい猫を、今度は妹を迎えることになりました。
この続き、アメリカンショートヘアー「チェリー」の話はまたの機会に・・・・・・。






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