多田の家に嫁に来た時
私より先に来ていたのは猫の「シロ」です。
私に、こびる事はありませんでした。
何故なら、
私は家族でなく「よそ者がやってきた、いつまでここに
居座るつもりか」と
私にお尻を向けていましたから。
義父母そして夫に対する態度と私に対する態度が違うのは
私のこころを読み取っているようでした。
それでも、お互い、ひとつ屋根の下で長いこと暮らすように なると
気心も知れ、私は家族の一員とさせていただきました。
娘の誕生も、私とシロの上下関係がなくなった要因のひとつでした。
それまではもちろん、私の方が下でした。
シロの母親は「クロ」だったそうです。
ですから、シロは娘と同じく、多田の家で生まれ育ったのです。
シロもだんだん年をとり、食欲がなくなって
痩せ始めました。
見守っていたのですが、シロには猫としてのプライドと雑種の強さから
ある日突然いなくなったのです。
毎日毎日探しまわる、夫と娘でした・・・・・・。
この次に登場するのはシャムネコの「シェル」
シェルは今まで生活をともにしてきた猫の中で
一番、優秀で頭がよかった。シェルについては次回に・・・・・・。
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