以前にも書いたことがあったかもしれない。
栃尾中学だけで7クラスもあった。
(今では杤尾には中学校は2校となって
全部集めても一学年で6クラスくらいだ思う)
ごくごく普通の少女は
勉強が嫌いではなかったが
それほど好きでもなく
そのくせ
どこどこの高校に入りたいと背伸びをする子だった。
その少女はこう言っては失礼だが
もともと優秀でもなく、努力家でもない。
その少女の友達のひとりに
学年ではいつもトップ、運動もできる。
生徒会の役員でもある。
あこがれの友達だった。
その優秀な友達は
少女の手の届かないハイレベルな高校を目指していた。
つまり
まだ若年、中学生三年なのに
高校選択段階で優秀な子とそうでない子に
わけられていたのだ。
ある日、好きでも嫌いでもない国語の授業中に
先生は言った。
「どうして、長岡の高校に行きたいんだ。
長岡に行きいと思っている優秀な君たちが
栃尾高校に入ったら、杤尾高校のレベルがグーンと上がって
そして、杤尾を発展させられるのだぞ」
この内容だけはなぜか50年たった今でも覚えている。
でも、優秀な子はほとんど栃尾には残らなかった。
続きはまた・・・・・・。
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