2020年6月30日火曜日

「共感障害」について考えさせられた。






ひろばという保育士向けの雑誌がお友達から

届いた。

随分と派手になって
カラーペジーの多いことに驚かされた。
こどもとの遊び方の手順が一目でわかるように
写真が細かく載っている。
とても丁寧である。
私が保育園で仕事をしていた時とは
随分違う。

最も驚いたのは
いつまでたっても、どこに行ってもまわりと
折り合うことがが難しい人のことを「共感障害」というらしい。
今の保育士には「共感障害」の場合はどうしたらよいか
懇切丁寧に書かれていた。

私は20歳
保育園に就職したその日
園長先生は「わからないところは主任に聞くように」とだけ私に言った。
主任先生は「先輩の動きを見て覚えてください」とだけ言った。

たったこの二言だけが私への訓示、アドバイスだった。
くどくど言われた覚えはない。
疑問があれば主任、先輩に聞く。
子どもの観察は非常に大変だった。
放課後になると園児の一人一人がどんな遊びをしたか
友達とどうかかわっていたか
給食おやつはどれくらい食べたか
お昼寝はしたか・・・・・・。
とても全員の子供たちの様子を完璧に記録することはできなかった。

失敗だらけの毎日だった。計画通り一日が終わったことなど
一度もなかった。

保育園を退職して30年以上が過ぎた。
今は親子以上の差があるスタッフと一緒に仕事をしている。
一日に何度もくどくどとスタッフに言う今の自分を反省しながらも
「共感障害」について考えさせられた。








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