2013年8月10日土曜日

飛行訓練の親子鳥

朝食中の出来事です。庭にやってくる野鳥のさえずりが、いつもと違って、聞こえ、庭の木に目をやりました。すると、
小さな小鳥が一羽、フワフワと安定せず小枝に止まっています。
しばらくすると、大きな鳥が、口の中にいっぱいのえさを咥えてきて、小鳥に食べさせていました。
親子鳥だとすぐに、わかりました。
親鳥は私たちの気配を感じて、飛び立ち遠くから、子供の飛行訓練の指導をしているようでした。
子供の鳥は、勇気を振り絞って飛行にチャレンジしましたが、3メートルくらい先の隣の家の
脇のセメントに落下。木々と違い、セメントの足場は飛び立つには難しいらしく、
その場所にたたずんでしまい、目を開けたり、閉じたりするだけです。
それから、親鳥は伴侶に知らせたのでしょう、今度は夫婦で偵察しはじめました。
なかなか飛べない子供の鳥に、肝を焼いているのか、親鳥夫婦の泣き声はさらに大きくなり、
時々、我が家の方を見ては警戒して遠くに行ったり、戻ったりの繰り返しです。
長い時が過ぎ・・私たちが観察をあきらめようとした、その時に子供の鳥は、
ふたたび勇気を振り絞り 飛行しました。

今度は成功です。電線にとまり、遠くで待っていた兄弟と一緒に飛び周りました。
そして、
親鳥は遠くから子供たちの飛行を見守っていました。

「どこも同じだな、子供が一人前になるまで、親は心配なものだ」と夫は一言つぶやきました。



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