2014年4月23日水曜日

医療について、誤診は?

今から13年前、大好きな叔母は右肩が痛いと訴えてきました。
56歳でしたから
「50肩でしょ、整形病院に行ってみたら」
と軽い応答をする私。
「なんだか、手術しないと治らないそうよ、でも1ケ月動けないんだって」
様子を見ることにしました。
それからも「痛くて、眠れない」と悲痛な助けを求める叔母の声
症状を詳しく聞き
医学書を読みあさりました。
そして私がたどり着いたのは
肺がんか骨肉腫だったのです。
もちろん、叔母の家族には言いません。私の仮説ですから。
「どうか大きな病院に診てもらって」と家族と本人を説得しました。
その結果は、不幸にも私の素人判断が当たっていたのです。
整形から内科にすぐ回されました。
検査の結果は肺がんでした。
こんなことあっていいのでしょうか
もし、初診で見つかっていたらと強い怒りがこみ上げてきました。
しかし、患者も家族もなすすべなく、もちろん家族でない
私には、まったくどうしようもないことだったのです。
なぜ、医療は専門化だけに研究が進んだのでしょうか?
医療器具の発明進化に並行して、専門化は今もなお進んでいるようです。
しかし、医師は総合的知識をもっと身につけてから
専門分野に取り組むべきと思うのは私だけでしょうか
例え、初診で叔母の病気が見つかったとしても
命の長さは、変わらなかったかもしれない・・・・・。と
家族も、私も「あきらめて」しまいました。
「あきらめ」は決して次の世代に「誤診」をしない
大切な診療を考えさせることはできないのではと思っています。

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