我が家の朝食に欠かせないのは
もちろん、豆撰の栃尾の油揚げ入り味噌汁。野菜もたっぷりです。
そして、もう一つ欠かせないのは、自家製ヨーグルトの中に果物を入れます。
今日は、手間のかからないバナナにしました。
私の子供のころは1ドル360円と決まっていた時代です。
めったに、食べられない高級果物でした。
父が病院で闘病生活を送っていた時
もう、食欲もなく栄養補給のほとんどは点滴に頼っていました。
そんなある日、母と私のおにぎりを黄色のハンカチに包み
病室のテーブルに置きました。
ベットに横たわる父は「俺にもバナナをくれんか」と
つぶやいた一言が思い出されます。
父はきっと、私以上にバナナが高級で栄養価の高い果物と思ったのでしょう。
「これはハンカチだよ、今度たべられるようになったら、買ってくるからね」と私。
でも、父はバナナを食べることはありませんでした。
なんだかバナナを見る度に、この話をしているような気がしてきました。
記憶とは繰り返されることで忘れない・・・・・・。
相棒が送ってくれた、この本に書いてあったことは、
このことかもしれないとふと思いました。
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