2015年8月17日月曜日

写真家 濱谷浩展へ

長岡へ足をのばしました。
お昼には少し早かったので、美術館に立ち寄って、
生誕100年記念「濱谷浩」の写真展を見ました。
モノクロの世界が5章にわかれています。
戦前のモダンな東京から、雪国「高田」、裏日本そして
終戦の年の太陽、
學芸諸家につづいていました。
初めて見る濱谷浩の世界は光と影、構図の素晴らしさは
素人の私にはよくわかりませんでしたが、
数々の写真に「怒り」と「自然体」が映し出されているようでした。
映画の世界とも違う、もちろん本の世界とも違う、
一枚の写真に「想い」が伝わってくるようでした。
戦前の日本が求めていたモダンな世界と対照的な地方の文化
その時々の現実を見つめる視点に共感を覚え、平成の今にも通ずる世界観だと思わずには
いられませんでした。
戦後に生まれた私。そして昭和の終わりに生まれた娘。
それぞれの受けとめ方は違っても、写真家濱谷浩の独自の世界観を共有できたことは親子にとっても
大切な想いとなりました。





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