2023年3月15日水曜日

日本が恋しくなったり、えっもう終わり?






 




今日を入れて後2日で帰国します。今日はお土産を買いました。今回は何を買うにも高く円の価値がこんなに低くなったのかと思う。日本経済は一体どうなるのやら。物価だけが上がって中小企業は利益が見込めないだろう。イタリアの飲食業者は完全復活しているようだ。もちろんマスクしている人は皆無に近い。マスク無しの行政のやり方は経済に大きく影響していると思う。

さて、本日のランチは日本で言うならば大衆食堂です。私はパスタを食べました。。シンプルで美味しかった。私には庶民の味が一番合うらしい。

ここでもどこのレストランでも満員御礼なのにウェイターはひとりが多い。メニューを聞き厨房に伝え、運ぶのも片付けるのも、大抵ひとりである。神技のようだ。

ホテルでちょっと休憩して孫を保育園に迎えに行く。ババの顔を見てニッコリするものの一目散にママのところに行き抱きつく。親とババの違いは当たり前のことだが、ちょっぴり寂しかった。

その後、モンツァの宝物展に行く。王冠の置いてある部屋は特別なお部屋です。料金も別料金。この部屋の中央にデプリカの王冠が飾られている。その下に鍵のかかる箱があり鍵を開けるとガラス張りのケースの中に宝石をちりばめた本物の王冠が入っていました。

王冠についてはネットから

この王冠の基盤素材は金と銀が80%、直径は15センチで重さは535gとされています。その周りには24種バラ細工とさまざまな宝石がちりばめてあり、圧巻の一言ことです。

この王冠は6世紀にこの地を治めていたテオドリンダ女王が所有していたのが記録されているもっとも古い歴史ですが、その後この王冠は歴代の王たちに継承され続け、イタリア国王のみならず、ナポレオンがミラノでの戴冠式の際にも使用されたとされています。この王冠の内側を支える鉄はキリストを十字架に打ちつけた3本の釘を加工して作られたとされており、そうゆう伝説が数々の王を魅了してきたのかもしれません。ちなみに3本の釘のうちもう一つはミラノ大聖堂、あとのひとつはローマにあるとされています。9月の第3日曜日は「釘の日」ということで、ミラノとモンツァ両方でこの釘のために毎年セレモニーが行われます。また王冠の展示室は見事なフレスコ画が描かれており、テオドリンダ女王の生涯を表しています。

この部屋のみ撮影は禁止でした。地下には数々の財宝が展示されていました。今まで見学してきた大聖堂と違って宝物も絵もタペストリーもまじかで見ることができとてもよかったです。それにしてもこれらはどこから運ばれどこの職人が作ったにだろうか?宝物の数々の裏に奴隷たちが浮かんでくる。どこに行っても十字架にくくられたキリストとマリア像が描かれたり彫刻になっているけれど。この豪華な建物や宝物を見ると権力の誇示としか思えない。

さて今はイタリアは夜中の3時である。ブログを書きながら、豆撰のこと、お友達そして、ピアノが弾けなかった日々を考えるる。そして住むにはやっぱり日本が一番だと思うのです。

日日是好日




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